趣里って何者?塩屋俊から背中を押されバレエダンサーから女優へ転身

俳優

2021年1月23日より毎週土曜夜10:00~日本テレビ系で放送していたレッドアイズ監視捜査班というドラマがありました。そこに、水谷豊(父親)、伊藤蘭(母親)の一人娘”趣里さん”が出演されていたことを皆さんはご存じでしょうか?

もともとの育ちの良さからくる素直さと性格の良さもあって、業界内での評判はとてもいい趣里さん。

とてもまじめでストイックな方で、「監督の追い求めているものに少しでも近づきたいし、限界まで出し切りたい」とおっしゃっています。

今回はそんな、座右の銘は「七転び八起き」だと言う。趣里さんについて探っていこうと思います。

趣里さんの生い立ち

本名:水谷趣里(みずたにしゅり)
生年月日:1990年9月21日
出身地:東京都
出身大学:日本大学芸術学部中退
身長:158㎝
靴のサイズ:22.5 cm
職業:俳優
趣味:フィギュアスケート、映画鑑賞
特技:英語、ギター、クラシックバレエ
所属事務所:トップコート
家族:水谷豊(父親)、伊藤蘭(母親)

バレエダンサーになるものだと思って生きてきた

幼稚園時代の4歳の時に友達に誘われ、井上バレエ団でクラシックバレエを習い始めた趣里さんですが、当初は慣れない環境に泣きながら通っていたそうです。

小学校6年生のときには『くるみ割り人形の』主役のクララに抜擢されたことがきっかけで、本格的にバレリーナを目指すようになりました。

その後は、バレエ一色の生活を送り、都内のインターナショナルスクールに3ヶ月間在籍後、オーディションに合格して15歳の時に本場・イギリスのバレエ学校へバレエ留学することになります。

しかし、アキレス腱断裂に足首の剥離骨折と度重なる怪我に遭遇し、医師から「前みたいには踊れない」と告げられ、治療のため帰国を余儀なくされました。

帰国後は大検をとり、日本大学芸術学部に進学し、リハビリを続けつつ練習に打ち込むものの以前のように踊れていないことは、自分自身が一番よくわかっていました。

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バレリーナへの夢を断念しなければいけなく・・

留学も含めてここまでやらせてもらってきたので、バレエを辞めることに対する申し訳なさもあった趣里さんですが、体が以前とは違うことは紛れもない事実でした。

その頃には、いったいこれからどうしたらいいんだろうか?という絶望感しかなく、いっそのこと死んだ方がましだと思ったことも何度かあって、まさに極限の精神状態だったということでした。

そんな失意の中、軽い気持ちで参加した塩屋俊主宰の演技学校「アクターズクリニック」のレッスンで演技の面白さに惹かれることになります。

当初は「バレエの経験が活きれば……」との軽い気持ちでしたが、レッスンを重ねていくうちに演技の面白さに目覚めるよになります。

特に塩屋俊の存在は大きかったようで、趣里さんの両親は俳優の水谷豊と女優の伊藤蘭。ゆえに、女優をする以上、どうしても“二世”と言われてしまう。

しかし、それに対する苦労や乗り越えなければいけない壁がたくさんあることを理解してくれて、ことあるごとに「“お前は大丈夫だから頑張れ。女優を続けていけ”」と言い続けてくれた、塩屋俊の強い後押しによって女優を目指すことになるのです。

塩屋俊さんは56歳という若さでお亡くなりになりましたが、今でも、その言葉は心の支えになり、趣里さんの背中を押してくれています。

「自分のことはすべて自分で決めなさい」

両親からは「自分のことはすべて自分で決めなさい」と育てられてきたため、自らの手でプロの女優になるべく舵を切り、数多くの舞台や映画、テレビドラマに出演するとともに、地道に経験を積み、デビューから現在まで着実に歩みを進めています。

2011年、オーディションに合格し『3年B組金八先生ファイナル〜「最後の贈る言葉」4時間SP』で女優デビュー、主人公・坂本金八(武田鉄矢)に恋心を抱くピュアな演技と、抜群の透明感で鮮烈な印象を与えます。

このことににより自信を深めた趣里さんは、大学を4年で中退して俳優の道へと進むことを「自分で決めました。」

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俳優として精進していく!

2016年にはNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』への出演では、愛らしい表情と独特なオーラから生まれる演技で視聴者を魅了し、世間の注目を浴びます。

2017年4月期の湊かなえ原作、藤原竜也主演のドラマ『リバース』では三浦貴大演じる議員秘書の妻に扮し、出世できず不倫を続ける夫への怒りを爆発させるなどの、狂気的な妻の熱演は話題になりました。

スクリーンでは2018年、映画『生きてるだけで、愛。』で主演を務め、第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞、おおさかシネマフェスティバル2019主演女優賞を受賞しました。

2011年にドラマデビュー以後、舞台から映像まで活躍の場を広げている趣里さん。

近年の出演舞台には、
赤堀雅秋作・演出『大逆走』
栗山民也演出『アルカディア』
串田和美演出『メトロポリス』
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出『陥没』
寺十吾演出『黒塚家の娘』など多数の出演があります。

最近のドラマ出演作品としては、

イノセンス 冤罪弁護士(2019年、日本テレビ)

ほんとにあった怖い話 「汲怨のまなざし」(2019年、フジテレビ)

モトカレマニア(2019年、フジテレビ)

時効警察はじめました 第5話(2019年、テレビ朝日)

不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事(2020年、テレビ朝日)

私の家政夫ナギサさん(2020年、TBS)

私の家政夫ナギサさん 新婚おじキュン! 特別編(2020年)

『怖い絵本』その3「かがみのなか」(原作:恩田陸)(2020年、NHK Eテレ)

レッドアイズ 監視捜査班(2021年、日本テレビ)

初情事まであと1時間 (2021年、MBS / TBS)

ボイスII 110緊急指令室(2021年、日本テレビ)

などがあり、最近の映画出演作品には、

過ちスクランブル(2017年、マウンテンゲートプロダクション)

勝手にふるえてろ(2017年、ファントム・フィルム)

生きてるだけで、愛。(2018年、クロックワークス)

空白(2021年、スターサンズ・KADOKAWA)

などがあります。

最後に一言

「明日、もしかしたら死ぬかもしれないし…と思いながらやっている」という趣里さん。若手女優ながら、なかなか言えないせりふですよね。

かつてトークショーを共にした大林宣彦監督の言葉、『役者は絵の具であるべきだ。どんな色にもなれるから』を大切にしている趣里さん。

この言葉をずっと心に置き、女優を真摯に見つめ、そして輝いてください!

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