光石研の生い立ち。博多っ子のバイプレーヤーは、お洒落な東京古着日和

俳優

1978年に映画『博多っ子純情』で、いきなり主演デビューを果たすと、『セーラー服と機関銃』にも出演していた光石研さんですが、皆さんはご存じでしょうか?

順風満帆に見えたキャリアが伸び悩むなか、脇役として様々な経験を重ねることにより、1990年代にはピーター・グリナーウェイテレンス・マリックといった海外の巨匠たちの作品に出演。

その後も、映画『アウトレイジ ビヨンド』、NHK連続テレビ小説『エール』など、話題作品に多数の出演を果たしている名バイプレイヤーなんです。

しかし、なんと言ってもその名を知られるようになったのは、2017年に放送された、『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』なのではないでしょうか?

映画やドラマで渋い存在感を発揮する名脇役たちが本人役を演じ、おじさんたちの賑やかなやり取りが人気を呼びました。

今回はそんな、夏場の撮影でスタッフと一緒に汗をかいて、そのあとに飲むビールは格別だとおっしゃる光石研さんについて探っていこうと思います。

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博多っ子。光石研さんのプロフィール

名前:光石研(みついしけん)

生年月日:1961年9月26日
星座:てんびん座
出身地:福岡県北九州市八幡西区
血液型:A型
身長:173cm
出身高校:東海大学付属第五高等学校
所属事務所:鈍牛倶楽部


光石研さんと言えば、テレビ、ドラマ、映画、舞台、Vシネマ、CM、ラジオ、挙げればきりがないぐらい、いろいろな分野で目の当たりにする俳優さんですが、高校在学中の16歳の時に友人に誘われて『博多っ子純情』のエキストラのオーディションを受けたところ、いきなり主役に抜擢されてデビューしているんです。

この出来事がきっかけで、俳優になる事を決意した光石研さんですが、東京に出てきた初めのころは、あまり仕事も無くて松竹映画の『男はつらいよ!』にちょこっと出演していたところ、当時の博多っ子純情のスタッフがそれを見ていてくれて探し出してくれたとのことで、そこから息を吹き返します。

『今度俺たちがやるドラマがあるから、そこに入れてやる』とスタッフに言われてトントン拍子に話が進んでいったということで、人望がありスタッフに愛される所以のエピソードですよね。

現在では、癖のある役からひょうきんな役まで、様々な役どころを演じ分けられる名バイプレイヤーとして引く手あまたの活躍をされています。

プライベートでは30歳手前で一般人の女性と結婚しているみたいですが、お子さんの情報はありません。

福岡県人会でも、おなじみの松重豊さんとは旧知の中でお互い切磋琢磨して頑張っておられますね。

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博多っ子!光石研の俳優としてのあゆみ

1998年にテレンス・マリック監督の映画『シン・レッド・ライン』(第49回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品)のオーディションに合格し、ハリウッドデビューを果たすなど国際俳優の一面もあるのです。

2019年に『デザイナー 渋井直人の休日』で俳優生活40年にして待望の連続ドラマ単独主演を果たしました。

オモシロいところでは、NHKの連続テレビ小説で

おしん(1983年)

はね駒(1986年)

ひまわり(1996年)

瞳(2008年)

ゲゲゲの女房(2010年)

ひよっこ(2017 – 2019年)

エール(2020年)に出演。

映画、男はつらいよシリーズでは

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980年)

男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980年)

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982年)

男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年)に出演しています。

主なドラマ出演としては、

デザイナー 渋井直人の休日(2019年、テレビ東京)

病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜(2020年、テレビ東京)

私刑人〜正義の証明(2020年、テレビ朝日)

にじいろカルテ(2021年、テレビ朝日)

ブラック校則(2019年日本テレビ)

死にたい夜にかぎって(2020年、TBS)

私の家政夫ナギサさん(2020年、TBS)

姉ちゃんの恋人(2020年、フジテレビ)

珈琲いかがでしょう(2021年、テレビ東京)

主な映画出演としては

1978年「博多っ子純情」

2011年「あぜ道のダンディ」

2012年「アウトレイジビヨンド」

2016年「海賊と呼ばれた男」

2017年「アウトレイジ 最終章」
などがあります。

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2018年には、シリーズ第2弾『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』に出演。

2021年には、新プロジェクトとして、100人を超える名脇役が共演する新シリーズドラマ第3弾『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系)が放送されると、すぐさま田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、有村架純、天海祐希、役所広司らの出演による映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』の公開。

『映画 バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら』は、ドラマ版のシーズン3から連なる物語が展開し、“バイプレイヤーズ”のメンバーに加えて役所広司や天海祐希といったスター俳優や、若手俳優たちもが一堂に会す大スペクタクル作品となりました。

メンバーは、もともと6人なんですが、シーズン1のみの登場だった寺島進と、彼らのリーダー的存在でシーズン2の撮影途中でこの世を去った名優・大杉漣を除いた、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一の4人が本作に「元祖バイプレイヤーズ」として出演しているのです。

そもそもみんなの中心にいたのが大杉漣さんで、漣さんの“とにかく現場を楽しもう”という姿勢は、受け継いでいきたいですと今回の映画も、その想いがすごく込められたものになったのかなと思っている「元祖バイプレイヤーズたち」でした。

最後に一言

私が個人的に一番羨ましいのは2014年放送のNHKのドラマ10『紙の月』で梅澤梨花
(原田知世さん)の夫・正文を演じていることです。

そんな、中高年のあこがれの的である、光石研さんをこれからも末永く、応援していこうと思います。最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

追記:

最近の映画出演作品には、
青くて痛くて脆い(2020年)

喜劇 愛妻物語(2020年)

バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜(2021年)

由宇子の天秤(2021年)

などがあります。

You tube『光石研の東京古着日和』というチャンネルを発見しました。

 

世間には”一番手よりも二番手のほうがかっこいい”という説があるとおり、趣味のウクレレを奏でるなど、お茶目でお洒落な俳優の光石研さん。

彼が東京の古着屋を訪れ、一期一会の洋服との出合いに心躍らせる、物欲ストーリーのファッションの番組なんですと・・・。

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