近藤芳正の生い立ち。コント集団『キムチ倶楽部』が親父キャンプ飯!

俳優

2021年1月に59歳で一般女性と結婚したことを所属する松竹エンタテインメントが発表した、俳優の近藤芳正さんを皆さんはご存じでしょうか?

近藤芳正さんは、2003年に離婚していたことをバラエティ番組で自ら告白しています。結婚生活は7年だったそうですのでバツイチだったことになりますね。

脚本家として知られる三谷幸喜の劇団・東京サンシャインボーイズへの客演が多く、映画『12人の優しい日本人』、『ラヂオの時間』、『みんなのいえ』、『THE 有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』などの三谷作品に数多く出演しています。

今回はそんな、名バイプレイヤーとして知られている近藤芳正さんについて探っていこうと思います。

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近藤芳正さんの生い立ち

名前:近藤芳正(こんどうよしまさ)
生年月日:1961年8月13日
出身地:愛知県名古屋市瑞穂区
出身高校:日本福祉大学付属高等学校
職業:俳優
所属事務所:松竹エンタテインメント


小学校の学芸会で『夕鶴』の与ひょうを演じた近藤芳正さんは、父兄や先生たちを感動させ大いに盛り上げました。それがきっかけとなり演技することに目覚めた少年は、中学に進学すると同時に児童劇団に入ることとなります。

中学3年生の時にNHK名古屋制作の『中学生日記』に、ちょうちん屋の息子「近藤芳正」役としてテレビドラマ初出演。「闘争宣言」等いくつかの回で主演を務めました。

俳優を目指して上京するが・・

日本福祉大学付属高等学校を卒業と同時に俳優を志し、上京して文芸座の研究所を受けましたが、不合格になってしまった近藤芳正さん。

どうしようかと考えていた時に「名古屋でレッスンを経験してから東京へ行ってもいいんじゃないのか?」と助言をいただき名古屋で1年間『中学生日記』の風間先生役だった湯浅実の元で俳優修行を始めることにしました。

レッスンを受けてから、いろいろとオーデションを受けましたが、なかなかうまく行かない時期が続き、湯浅実が所属する劇団青年座の研究所に2年間入所することになりました。

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『劇団七曜日』へ入団、コントを・・

その後、レオナルド熊が作・演出を手掛けていた『劇団七曜日』へ入団することができた近藤芳正さんは、そのご縁からコント赤信号がつくった『赤信号劇団』に出演するようになります。

その間に『ダチョウ倶楽部』の前身でもある多人数のコントグループ『キムチ倶楽部』としても少しだけ活動していたようです。

『東京サンシャインボーイズ』じゃないけど・・

そのころいろいろな劇団に客演をするようになっていた近藤芳正さんは、そのひとつに三谷幸喜『東京サンシャインボーイズ』がありました。

三谷幸喜が、脚本を書き下ろした舞台劇『12人の優しい日本人』の映画化の時に、最後にちょっとだけ、ピザ屋の配達員の役で出演することができ、舞台劇『ラヂオの時間』を三谷幸喜が初監督で映画化する時に、鈴木四郎(みやこの夫、ジョージ)役で出演しました。

その後は、三谷幸喜の監督作品や吉田大八「紙の月」などに出演し、印象的な脇役を演じてきました。

2015年、窪田将治がオリジナル脚本を書き上げメガホンを取ったハードボイルドドラマ『野良犬はダンスを踊る』(窪田将治監督)で映画初主演を飾ることになった近藤芳正さん。

年齢による衰えから引退を決意したベテランの殺し屋の葛藤を描くこの作品では、近藤芳正さんがクールな主人公、黒澤宗之役で新たな一面を見せています。

悪役を演じていても、どこか憎めないのも魅力であり、個性は強いものの決して前に出すぎることはなく、しかし存在感たっぷりな演技は、近藤芳正さんの得意中の得意で・・

哀愁漂う男から不器用な男、またある時には主人公を温かく見守る役まで演じて魅せる幅広さ多彩さは、さすがというべき存在であり芸能界広しといえど稀な役者さんですね。

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最近のドラマ出演作品としては、

税務調査官・窓際太郎の事件簿34(2018年、TBS)

NHK半分、青い。(2018年、NHK)

西郷どん(2018年、NHK)

雲霧仁左衛門4(2018年、NHK)

なつぞら(2019年、NHK)

必殺仕事人2019(2019年、テレビ朝日)

5夜連続ドラマスペシャル・白い巨塔(2019年、テレビ朝日)

警視庁・捜査一課長 新作スペシャルII(2019年、テレビ朝日)

風の市兵衛 SP(2020年、NHK)

監察医 朝顔(2020年、フジテレビ)

大岡越前スペシャル(2020年、NHK)

テレビ東京系バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~(2021年、テレビ東京)

警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 第5シリーズ(2021年、テレビ東京)

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年、フジテレビ)

あなたは一宮モーニングで謎を解く(2021年、中京テレビ)

西荻窪 三ツ星洋酒堂 第3話(2021年、TBS)

などがあり、最近の映画出演作品には、

決算!忠臣蔵(2019年)

蒲田前奏曲(2020年)

河童の女(2020年)

アンダードッグ(2021年)

くれなずめ(2021年)

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~(2021年)

などがあります。

YouTubeで配信「おやじキャンプ飯」

近藤芳正が主演を務め、YouTubeで配信されているちょっと風変わりな謎のショートムービー「おやじキャンプ飯」が静かなブームとなっています。

近藤芳正が演じるのは、キャンプ場の隅で一ヶ月余り、ソロキャンプ生活を続ける元中華の料理人・坂本明夫(59才)。彼の元に現れる個性的な来訪者とのやりとりを軸に、1話完結の全6話が配信されています。

「おやじキャンプ飯」は、近藤芳正がキャンプをする風景に加え、ドラマ内で使うキャンプ道具もリアルで、ソロキャンパーには参考になるポイントも多数あり、空を見上げるたびに、宇宙で仕事をしている一人娘を思う父親の哀愁がたまりません。


また、坂本明夫が元料理人の腕をふるうシンプルだが美味いキャンプ飯も見どころで、毎回これを楽しみに視聴している人もいるとかいないとか・・・

無口ながらも、訪れる人たちに、さり気ない気遣いを見せる坂本明夫の不器用な優しさも好評で、視聴者からは「すごくほっこりするドラマ」「気難しそうでいて実は優しいオヤジの演技に感動」といったコメントが多数寄せられています。

宇宙船からのビデオ通話も毎回あって、父と娘の切なくも愛おしい感じが心を癒してくれます。

「おやじキャンプ飯」は12月25日に公開された第6話で最終回を迎えましたが、コミュニティには「TVドラマとは違い、公開が終わったのではなく、公開が始まったのです」「これから面白いこと沢山やっていきます!もちろん続きも…」とのコメントが添えられているようで、続編を心待ちにしている方も大勢いることでしょう。

最後に一言

近藤芳正さんは2001年から「劇団♬ダンダンブエノ」を立ち上げ、2009年からは♬ダンダンブエノから派生したソロ活動として「バンダ・ラ・コンちゃん」を始動し、舞台プロデュースの他、若手俳優に対してのワークショップを主宰し、後進の指導にも力を注いでいます。

ワークショップは、現役で活躍する俳優から生の経験談やアドバイスを受けられるのが一番の強みだということで、共演者とのコミュニケーションや演技に取り組む姿勢、いかにして役を掴むかなど、俳優を目指す人なら現場ですぐに役立つ内容が盛り込まれており、映画監督などからも一目を置かれる存在となっています。

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