ミムラって何者?一度女優を引退も、芸名を美村里江に改名後再デビュー

俳優

2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』出演を機に、同年3月27日付で芸名を美村里江(みむらりえ)に改名した、旧芸名、ミムラさんを皆さんはご存じでしょうか?

今回はそんな、2年間も女優業を休んでいたことがある美村里江さんについて探っていこうと思います。

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美村里江さんの生い立ち

名前:美村里江(みむらりえ)
旧芸名、ミムラ
生年月日:1984年6月15日
出身地:埼玉県深谷市
出身高校:埼玉県立伊奈学園総合高等学校
身長:167cm
血液型:B型
所属事務所:スターダストプロモーション
職業:俳優、エッセイスト


美村里江さんの家族構成は、両親と姉が2人の5人家族で彼女は、三人姉妹の末っ子です。

中学生の時に国語の教科書で読んだ作品「安全ピン」をきっかけに向田邦子のファンになり、20代初頭までに向田邦子のほとんどの作品を読んでしまった美村里江さんは、その文才に衝撃を受け向田邦子を敬愛するようになりました。

なんの因果か、高校在学中にカットモデルのアルバイトをしたことがキッカケとなり、スターダストプロモーションに所属することとなります。

その時に、事務所と交わした契約ではテレビには出演しない約束だったのですが、高校卒業後の進路を模索する中で、演技のレッスンが意外に楽しかったことで、芸能界デビューすることを決心しました。

そして2003年8月、フジテレビの月9ドラマ史上初のヒロイン公募オーディションにおいて1万人以上の応募者の中からヒロインに選ばれ、同年10月より放送の『ビギナー』で女優としてデビューを飾ります。

デビュー後はテレビドラマや映画への出演のオファーが立て続けに舞い込むこととなり、2004年にかけて 『FIRE BOYS 〜め組の大吾〜』、『離婚弁護士』と連続でドラマ出演を果たします。

また、銀幕デビューでは、『海猫』で映画初出演した後、2005年には『着信アリ2』映画初主演を務めました。

耐え切れず休業宣言

しかし下積みのないまま、いきなり主役の座に置かれたことで自分に自信が持てなくなり、苦しんだ末に、2005年のドラマ『いま、会いにゆきます』に出演した際の自身の演技に女優として成長を見出すことができず女優を引退することを決断して事務所社長にその旨を伝えました。

それでも社長からは、「たぶん戻ってくると思うから休んでおいで」と慰留の言葉を受けて2006年末より芸能活動を休業することにしました。

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執筆活動は継続・・

俳優業は休業したものの、2005年12月より『MOE』(白泉社)に連載を開始していた絵本のレビューエッセイ『ミムラの絵本日和』をはじめ、書評・寄稿などの執筆活動は引き続き継続していました。そしてこの期間を書くことをより好きになった時期だったと振り返っています。

2015年7月には、これまでに執筆してきた書評、エッセー、公式サイトの文章などに新たに書き下ろした100ページを超えるエッセーを加えたエッセー集『文集』を刊行しました。

とにかく本が大好きで、1か月間に200冊もの本を読破することもある読書家として知られている美村里江さん。

新聞や雑誌などで書評、エッセー、寄稿など執筆活動を行い、出版界ではその文才が評価されています。

美村里江さんは、「一人になれる場所」を手に入れるため、2007年より築40年以上の別宅を「秘密基地」として借り、読書や時に執筆活動の場としていたようで、休日には本を持って河原へ行くのがお気に入りとか、昼寝をしたり本を読んだりと充実ライフを送っていました。

俳優として、再デビューします。

約2年間の休業の後、再デビューのつもりで活動再開を決意した美村里江さんは、2008年に『斉藤さん』(日本テレビ)で芸能活動再開し、『落語娘』で3年ぶりに映画に主演しました。

さらに、翌2009年にはドラマ『銭ゲバ』でヒロインを演じ、2010年にはNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で細川ガラシャ役を演じて時代劇初出演を果たしました。

また、2012年には『梅ちゃん先生』でNHK連続テレビ小説に初出演し、堀北真希演じるヒロインの姉・松子役を見事に演じています。

長期休暇の後に、コンスタントに仕事が舞い込む様は、事務所の努力もさることながら、彼女自身の魅力があふれ出てしまうからなのでしょうね。

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最近のドラマ出演作品としては、

デッドフレイ〜青い殺意〜(2018年、NHK総合)

パンドラIV AI戦争(2018年、WOWOW)

絶対正義(2019年、東海テレビ・フジテレビ系)

白い巨塔(2019年、テレビ朝日)

遺留捜査 スペシャル(2019年、テレビ朝日)

歪んだ波紋(2019年、NHK BSプレミアム)

Wの悲劇(2019年、NHK BSプレミアム)

伴走者(2020年、BS-TBS)

柳生一族の陰謀(2020年、NHK BSプレミアム)

MIU404 (2020年、TBS)

などがあり、映画出演作品としては、

海猫(2004年、東映系)

着信アリ2(2005年、東宝)

この胸いっぱいの愛を(2005年、東宝)

サイドカーに犬(2007年、ビターズエンド)

落語娘(2008年、日活)

天国からのエール(2011年、アスミック・エース)

わが母の記(2012年、松竹)

後妻業の女(2016年、 東宝)

カノン(2016年、KADOKAWA)

彼らが本気で編むときは、(2017年、スールキートス)

パラレルワールド・ラブストーリー(2019年、松竹)

空に住む(2020年、アスミック・エース)

などがあります。

結婚、離婚を経て再婚・・

美村里江さんは、映画『この胸いっぱいの愛を』での共演をきっかけに2005年より交際していた指揮者金聖響と、2006年11月15日に結婚されています。

しかし、夫がベルギーのオーケストラの首席指揮者に就任するなど互いの仕事が多忙なことによる、すれ違いを理由に、2010年10月に離婚に至りました。

当初は、慰謝料の発生しない「円満離婚」であると報じられましたが、後の2014年に元夫・金聖響の金銭トラブルが報じられた際には、金聖響がミムラの貯蓄を使い込んだという主旨の芸能関係者の証言が明かされ、2億円の文字が紙面をにぎわせました。

精神的に落ち込んでいた美村里江さんでしたが、2013年6月20日に40代の自営業を営む一般男性と約1年半の交際を経て再婚しています。

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童話『ムーミン』の大ファン

童話『ムーミン』の大ファンであり、旧芸名の「ミムラ」は『ムーミン』に登場するキャラクター「ミムラ姉さん」から拝借したようです。

2015年5月の日本郵便グリーティング切手「ムーミン」の発売記念イベントでは、「ミムラねえさんが女性らしくて自分にとってのあこがれで自分の足りない要素を持っているキャラクターとして、名前をいただきました」と語っています。

この「ミムラ姉さん」とは、リトルミイのお姉さんのことで、30人以上いる兄弟姉妹のなかにあってそのいちばん上がミムラねえさんなのですよ。

最後に一言

本名はデビュー時から公表していませんでしたが、デビュー10年目を機に公式サイト内のコラムにて本名(小暮里江)を公表し、同時に日本人であることも明らかにしています。(日本国籍ではないのでは・・?との噂があったため

新芸名の「美村里江」は旧芸名「ミムラ」と本名の名前「里江」を組みあわせたもので、改名の理由として、知ってほしいと願っていた「ミムラ姉さん」の知名度が『ムーミン』ブームを経て上昇したこと、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演するに際して「日本の国の歴史を描くテレビドラマにカタカナで出ることに違和感を持った」ことなどをあげています。

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