麻生久美子の生い立ち『時効警察』と『MIU404』がターニングポイント

俳優

ちょいと前に、あのお化けドラマ『半沢直樹』(TBS系)に勝るとも劣らない支持を得ていた『MIU404』というドラマ。

『MIU404』はコアなドラマファンの熱い支持を受けていたようで、綾野剛、星野源、菅田将暉といった人気と実力を兼ね備える役者人の中で紅一点、女優歴25周年を迎えた麻生久美子さんが出演していましたがご存じでしたでしょうか?

ドラマ視聴者の満足度を調査したオリコンの「ドラマ満足度ランキング」では、ともに満点を獲得し、1位タイを記録しておりましたが・・・

今回はそんな、ストーリー性とキャスト陣の好演で高い評価を得ていた『MIU404』で、更なる飛躍を遂げた麻生久美子さんについて探っていこうと思います。

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麻生久美子さんの生い立ち

名前:麻生久美子(あそうくみこ)
本名:伊賀久美子(いがくみこ)
生年月日:1978年6月17日
出身地:千葉県山武市
出身高校:佐倉南高校
身長:162cm
血液型:B型
職業:女優
所属事務所:ブレス

実家の家族構成はお父さん、お母さん、麻生久美子さん、弟さんの4人家族。幼少期は、お父さんのギャンブルと借金の為、大変貧乏だったようでその後、両親は離婚。

そのためお母さんが女手一つで麻生久美子さんと弟さんを育てたため、学生時代は極貧生活を送っていたそうです。

服はいつも同じものを着ていたそうで、それをからかわれるだけでなく、石を投げつけられたことさえあったとのこと。額にはその時の傷跡があるんだとのこと・・・

また、道端の草や木の実などを食べていたこともあったらしく、友達と釣りに行った時などには、ザリガ二がごちそうになったと語っておられます。

そして、好きな友達の誕生日会では、プレゼントを買うお金がなく自分の使い古しのぬいぐるみやおもちゃを包んで渡したという逸話も残っています。

(ちなみにわたくしも使用済みのシャーペンをプレゼントに持って行ったことがあります。)トホホ・・

麻生久美子さんは、幼稚園時代からアイドルが好きで、中学進学後は西田ひかるに憧れ、ファンクラブに入り握手会にも駆けつけるほどのファンでした。

そんなこともあって1995年に事務所へ履歴書を送ったことがきっかけとなり、『週刊ヤングジャンプ』にて「第6回全校女子高生制服コレクション」のグランプリを獲得

しかし、所属した事務所には歌手部門がなかったためアイドルをあきらめ、やむなく女優としてオーディションを受ける日々を重ねることになります。

若い頃はオーディションを受けては落ちるの連続で半ばあきらめかけていましたが、1995年に哀川翔が監督・主演を努めた映画『BAD GUY BEACH』で女優デビューすることになります。

所属先に歌手部門がなかったため、夢であったアイドル歌手デビューは果たせなかった麻生久美子さんでしたが、実は女優デビュー前に「広田絵美」名義でアイドル活動を行っていた時期があるのです。(表舞台には立てなかったのですが・・・)

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『カンゾー先生』で脚光を浴びる

無名時代の1998年に出演した映画『カンゾー先生』(オーディションで勝ち取った)で一躍脚光を浴びることになった麻生久美子さん。

『カンゾー先生』は昭和20年、敗戦直後の岡山を舞台に、どんな症状でも「肝臓病」と診断することから「カンゾー先生」と呼ばれる町医者・赤城風雨(柄本明)を取り巻く人間模様を描いた話題作。

麻生久美子さんは、亡き母が残した「タダマンは生涯一人」という言葉を胸に、淫売するヒロインの看護婦・万波ソノ子役に抜擢、体を張った好演で一躍注目を集め、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞新人俳優賞をはじめとする数々の映画賞を受賞するとともに、女優としてのターニングポイントとなる作品となりました。

しかしながら、賞は頂いたものの自分自身、納得のいく演技ができずにこのまま女優をやっていいものか迷いが生じ始めます。

そんな時にメガホンをとった今村昌平監督から、映画に出続ける女優になってほしいと背中を押されたことで、自信を取り戻し以降複数の作品に出演するようになります。

その後も、黒沢清監督の『ニンゲン合格』(1999年)『回路』(2001年)などに主要キャストとして起用されたほか、行定勲監督の『ひまわり』(2000年)『贅沢な骨』(2001年)などにも出演し、キャリアを積んでいきます。

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新境地を開拓することで、

そんな麻生久美子さんのさらなる飛躍への転機となったのが、連続ドラマ初主演となる『時効警察』(テレビ朝日系/2006年)の三日月しずか役でした。

コメディドラマ『時効警察』では、今までにないキャラクターに挑戦し、新境地を開拓しました。このドラマで麻生久美子を知った方も多いんじゃないでしょうか?

ドラマ『時効警察』では主演のオダギリジョーとの掛け合いが人気を呼び、2007年には続編となる『帰ってきた時効警察』が放送されるなど、麻生久美子の魅力が映画ファン以外にも広く届くこととあいなります。

独特なボケを連発しながら、オダギリジョー演じる霧山修一朗との掛け合いは、秀逸で、霧山をいじり倒しつつ叱咤激励する三日月の姿は視聴者を釘付けにしました。

それまでは、硬派な映画女優というイメージでしたが、脱力感を伴うキュートさをアピールすることで、広く一般層へ人気を浸透させていきました。

スクリーンでも、北野武監督の『アキレスと亀』(2008年)、佐々部清監督の『夕凪の街 桜の国』(2007年)『日輪の遺産』(2011年)など、その人間性や演技が名監督たちに好まれて、海外映画祭でも評価される作品などへの出演が続き、映画を主戦場にしながらキャリアを積み重ねていき、いまでは日本の映画シーンに欠かせない存在となっています。

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人間性に惹かれるものが・・・

人気の理由のひとつに、にじみ出る色香への支持は高いものの“異性ウケ”するだけではなく、そのサバサバした飾らない性格などから、同性にも好かれる要素は本人の生きざまがあるからなのではないでしょうか?

麻生久美子さんは、スタイリストの伊賀大介(いが だいすけ)さんと2007年に結婚されました。

伊賀さんが、麻生さんの写真集のスタイリストを担当されたことが、きっかけで交際に発展すると、お互いを尊重するように自然と結婚へとたどり着きました。

複雑な家庭環境のなかで芸能界を志して厳しい競争の世界に飛び込み、芸能活動をしながら現在では、1人の女性として家庭を持っている麻生久美子さん。

2012年5月、第1子女児を出産すると、2016年11月には、第2子男児を出産するなど、幸せな家庭を築いています。

最後に一言

『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系)に麻生久美子さんが出演されます。

脚本は、恋愛ドラマの作り手として知られる大石静さんの完全オリジナル作となります。
主演の松坂桃李さん演じる桃地のぞむは、とにかくポンコツで何かと不運な32歳独身男性。

最愛の人を失った上に、見知らぬおっさんにわけのわからないことを言われてしまった桃地を次々と襲う奇想天外な出来事。


大好きな彼女と見知らぬ中年のおじさんが衝撃の“入れ替わり”と。

麻生久美子と井浦新が、そんな入れ替わってしまう2人を演じています。

再放送が、あればいいのに・・・

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