水谷豊の生い立ち!俳優としての軌跡、松田優作との出会いと別れ・・

俳優

ドラマ、相棒シリーズで、右京さんと言えば誰もが知るところの存在で、演じているのは、水谷豊さんですよね!

そしてなんとその昔、伝説的ドラマ『太陽にほえろ』にゲスト出演し、松田優作と共演を果たしているのです。

今回はそんな、“ハイ~”で、おなじみの水谷豊さんについて探っていこうと思います。

水谷豊さんの生い立ち

名前:水谷豊(みずたにゆたか)
生年月日:1952年7月14日
出身地:北海道芦別市
身長:168cm
血液型:A型
職業:俳優、歌手、映画監督
所属事務所:トライサム
妻は伊藤蘭、長女は趣里


北海道芦別市など炭鉱街を父親の転勤に伴い転々とした後、8歳の時に東京都立川市に転居した豊少年は、弱冠13歳で演劇に興味を持ち、偶然知った子役プロダクション劇団ひまわりに応募し、入団することとなります。

芸能界入りを果たすと、16歳でテレビドラマへの出演が決定。しかも、デビュー作にして主役という異例の大抜擢でした。

作品は、手塚治虫の人気漫画が原作の『バンパイヤ』。月を見ると狼に変身してしまうという“トッペイ” 役を好演。


その翌年の1970年には、岩下志麻主演の映画『その人は女教師』でスクリ ーンデビューも果たしますが、高校入学後に自分にはもっと合った世界があると思っていたことと、大学受験も考えていたため、劇団ひまわりを退団し一度芝居を辞めています。

新たにやりたいことを探すため、大学を受験するも失敗し、挫折を味わいしばらくの間、腑抜け状態でした。

そんな時にテレビ関係者から「暇してるんだったら、 バイトのつもりでまたドラマにでも出てみないか?」と誘いを受け、1972年、引退から2年のブランクを経て、水谷豊さんは再び芸能界に復帰することとなります。

そして、水谷豊さんの人気を決定づけたのがドラマ『飛び出せ青春』でした。村野武範さん主演の飛び出せ!青春 第4話「やるぞ見ていろカンニング」(1972年、NTV / 東宝)に林雄三 役でゲスト出演すると、彼の人気はさらに高まりました。

そしていよいよ1974年に、水谷豊さんはその名を全国区に広めることになる、あるドラマと出会うことになります。それが、伝説的なドラマとして名高く、未だにファンも多い『傷だらけの天使』です。

この作品で水谷豊さんはショーケンこと萩原健一が演じた探偵・木暮修を慕う弟分、乾亨を熱演。元々は、日野正平が演じることになっていたようですが、萩原健一が『太陽にほえろ』第1話で共演した水谷豊さんを推薦して抜擢されたとのことです。

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松田優作との共演で意気投合

1973年、水谷豊さんは刑事モノと言えば、まず始めに思い浮かぶであろう伝説的ドラマ『太陽にほえろ』にゲスト出演し、松田優作と初共演を果たしているのです。

この共演をきっかけにふたりは意気投合すると、毎日の様に飲み歩き、それはまるで本当の兄弟かのように親しく付き合い、松田優作が亡くなるまで無二の親友として共に過ごす関係となっていました。

若かりしふたりは、そのまっすぐな性格のため撮影現場では度々、揉め事を起こしていたようで、しかも松田優作より、水谷豊さんの方がケンカっ早いという話で…

大人気だった『熱中時代』

当時の若者の苦悩を演じるシリアスな役が多かった水谷豊さんにある転機が訪れたのは、1978年から放送された『熱中時代』でした。

この作品で、北海道出身の純朴な熱血教師・北野広大役を演じた水谷豊さんは、それまであったどこか暗いイメージからの脱却を図ることができました。

水谷豊さん自身が幼い頃、北海道で出会って大好きだった先生の口調をそっくりそのままやってリアリティーを出すことに成功した水谷豊さん。小学校の先生をモデルに、北海道訛りを持つ純朴な熱血教師・北野広大は、こうして実在の人物を投影することで誕生していたのです。

ドラマを越えた名シーンが生まれたのは最終回でした。子供たちは本気で水谷豊さんとの別れを惜しみ大粒の涙をこぼしていました。 その最終回の視聴率は、なんと40%でした。

そして『熱中時代』の成功を受け、後の『3年B組 金八先生』などといった多くの学園ドラマが作られていくことになりました。

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ミッキー・マッケンジーと伊藤蘭

1979年、『熱中時代・刑事編』で共演したミッキー・マッケンジーと1982年に結婚することになる水谷豊さん。結婚半年後には、東京とロサンゼルスでの別居状態となって不仲説が報じられるようになり、1986年5月に離婚してしまいます。

しかし、水谷豊さんは1982年、『あんちゃん』の共演で意気投合した元キャンディーズの伊藤蘭と、1983年放送されたドラマ『事件記者チャボ』で再び共演を果たします。

実はこの作品を通じて、水谷豊さんは伊藤蘭さんとの交際を開始していたのでした。1986年5月の離婚成立後より半同棲に近い生活を開始。こうして愛を育んだふたりは、1989年に多くの報道陣がつめかけたハワイで挙式をあげます。

その後は、娘にも恵まれて現在は親子3人俳優として活躍しています。

ちなみに娘の名前は趣里(しゅり)と言い、テレビドラマなどでは、個性あふれる演技で注目される存在となっています!

主なドラマ出演作品としては、

気分は名探偵(1984年、NTV / ユニオン映画、土曜グランド劇場)

ハロー!グッバイ(1989年、NTV / 東宝)

浅見光彦ミステリー(計8作)(1987年 – 1990年、NTV / 近代映画協会)

朝比奈周平ミステリーシリーズ(計4作)(1991年 – 1992年、NTV / 近代映画協会)

地方記者・立花陽介シリーズ(計20作)(1993年 – 2003年、NTV / 近代映画協会)

事件記者・三上雄太シリーズ(2004年 – 2005年、NTV)

刑事貴族シリーズ(1991年 – 1992年、NTV / 東宝)

演歌・唱太郎の人情事件日誌シリーズ(1996年 – 1997年、TBS)

探偵 左文字進シリーズ(計16作)(1999年 – 、TBS)

居酒屋もへじシリーズ6作(2011年、TBS)

だましゑ歌麿(2009年 テレビ朝日)

無用庵隠居修行

第一弾(2017年)第二弾(2018年)第三弾(2019年)第四弾(2020年)

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主な映画出演作品としては、

その人は女教師(1970年、東宝)

新・高校生ブルース(1970年、ダイニチ映配)

ひとつぶの涙(1973年、松竹)

東京湾炎上(1975年、東宝)

青春の殺人者(1976年、ATG)

太陽を盗んだ男(1979年、東宝)

幸福(1981年、東宝)

逃がれの街(1983年、東宝)

甦る優作「探偵物語」特別篇 夜汽車で来たあいつ(1998年、東映)

矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜(2010年、松竹)

HOME 愛しの座敷わらし(2012年、東映)

少年H(2013年、東宝)

王妃の館(2015年、東映)

轢き逃げ 最高の最悪な日(2019年、東映)

などがあります。

そしてなんと言っても外せないのは『相棒』ですね。

『相棒』は、2000年からテレビ朝日・東映の制作で放送されている刑事ドラマシリーズ。

2000年6月から2001年11月にかけてテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で単発ドラマとして放送され、2002年10月から連続ドラマとしてシリーズ放送されています。

『相棒』のなかの『相棒』を紹介すると、

初代相棒。亀山薫(かめやま かおる)
演 – 寺脇康文
巡査長 → 巡査部長。
pre season 第1話 – season7 第9話まで在籍。
捜査一課刑事だったが、ある事件で失態を犯し、特命係へ。
長らく右京の相棒を務めたが、親友が殺された事件を切っ掛けに親友が行っていたボランティア活動を継ぎたいと思うようになり、警視庁を退職し、サルウィンに旅立つ。

2代目相棒。神戸尊(かんべ たける)
演 – 及川光博
警視 → 警部補 → 警視。
season7 最終話 – season10 最終話まで在籍。
ノンキャリアとして警視庁に入庁後、“推薦組”扱いで警察庁に採用。警察庁警備局警備企画課・課長補佐(警視)として順調に準キャリア並の出世をしていたが、右京を監視、観察するために表向きは不祥事を冒したとして二階級降格の上でスパイとして特命係へ。

ある事件を切っ掛けに特命係を去り、警察庁長官官房付として警察庁に異動した。異動後も右京との交流は健在であり、度々事件捜査において協力し合う事がある。

3代目相棒。甲斐享(かい とおる)
演 – 成宮寛貴
巡査部長。
season11 第1話 – season13 最終話まで在籍。
ある事件を通して右京と知り合い、解決後に右京に所轄署から引き抜かれる形で特命係へ。

特命係に在籍中、親友の妹が殺された事件を期に、法で裁けない人間を影で制裁する「ダークナイト」としての活動を始めるが、右京に見破られ逮捕。特命係を去ると同時に警視庁を懲戒免職となる。

4代目相棒。冠城亘(かぶらぎ わたる)
演 – 反町隆史
法務省キャリア官僚から警視庁への出向。警視庁に正式に配属後は、巡査。season14 第1話から在籍~

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劇場版も制作されていて、

相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン
テレビ朝日開局50周年を記念して2008年5月1日に公開された1作目

相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜
相棒10周年を記念して2010年12月23日に公開された2作目

相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ
テレビ朝日開局55周年を記念して2014年4月26日に公開された3作目

相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断
2017年2月11日に公開された4作目

最後に一言

水谷豊さんは、主演ドラマの主題歌を中心に、これまで17枚ものシングル曲を発表しています。

なかでも、1979年に発売された『熱中時代・刑事編』の主題歌「カリフォルニア・コネクション」は、65万枚ものセールスを記録。自身最大のヒット曲となりました。

一時期、歌を封印していましたが、最近になってまた、歌うことを再開したようです。

実年齢からは、想像もできないくらい若々しい水谷豊さん。

これからもたくさんの人に感動と喜びを与えてください。

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