庭に何かしらシンボルツリーがあったらいいなあ!ということで、思いついたのが果樹でした。
その中でも、せっかくなら食べておいしいモノにしたいということで今回は、スモモの仲間でソルダムという果物にスポットを当ててみたいと思います。
朝から暑い✨☀️✨ソルダム、今日が満開です😀 #ガーデニング pic.twitter.com/Jy3O2ahH1l
— GONTA (@GONTA26260063) April 9, 2022
お目当てのソルダムがあったよ
この前、いつものホームセンターへ用事があって訪れたときに園芸コーナーに、ソルダム(スモモ)の苗木を見つけました。
そしてなんと、横には大石早生の苗木もあるではないですか・・・というのも、スモモは隣に受粉のための苗木を植えてやらねばならないのです。(知らんかった!)
自分の予定としては、11月になってからソルダムの栽培を始めようかと思っていたんですが、ちょっと早いけど、もう始めてもいいんでしょうか?
疑問を解決するためにも、もう一度しっかり調べてみましたので、ソルダム(スモモ)に興味のある方は、参考にしてみてください。
スモモ栽培の基本は、何と言っても剪定が大事なんだそうです。
元肥散布が11月~12月で実をつけるのが7月ということでして、スモモはとても丈夫で50年をこえても実をつけてくれるんだそうで、そのため木が横に広がるので、植え込みの際は広い面積が必要なんです。
植え付けと時期について
スモモは1本ではあまり実が成らない自家不結実性と言って、相性のいい品種を隣でおなじように栽培し互いに受粉させないと、実が成らない植物なのです。
ソルダムを植えるなら相性がいいのは、やっぱり大石早生という品種ですね。
やはり、植え付けは秋冬植えの11月ごろが、ベストシーズンみたいです。
水やりは控えめがいいというので、水やりを抑えて甘い果実を実らせましょう。
植え付けの前に幅80センチ四方で深さが50センチ程度の穴を掘ります。
窒素、リン酸、カリウムの3要素が入った有機質肥料を掘ったところに入れ、苗木を植えつけます。
その後は、苗木を50センチぐらいに切り詰めてください。
元肥(苗木を植え付けるときに事前に与える肥料のこと)は、冬の落葉した時期に散布します。
生理落果を起こさないためにも時期から遅れすぎないように12月までには必ず行ないましょう。
肥料の種類は・・
開花前の1月~2月に窒素、リン酸、カリウムの3要素が入った有機質肥料を約5キロ程度、(即効性化成肥料でもよい)を木のまわりを1周するように撒きます。
また、3,4年が経過して、実が成れば収穫後の8月~9月に、お礼肥えと言われる追肥をします。
株本のまわりにお礼肥として即効性化成肥料を撒いてすきこみます。(窒素、リン酸、カリウムの3要素が入った有機質肥料を1キロ程度の散布でもよい)
これで、次年度もいっぱい実をつけてくれるはずです。
基本的には必要はありませんが、弱っているようであれば、5月に追肥をします。
しかし、何かの原因で実が成らなかったら、追肥の散布はしないようにしましょう。
そのほうが、次の年の結実にいい結果が出るとのことです。
剪定で気をつけること
スモモ栽培の中で1番重要な作業が、剪定です。
毎年、同じようにたくさんの実が成るなど、うまくいくとは限りませんが、以下の項目に注意して進めていきましょう。
植え付けの直後には、地面から50センチ~60センチのところで切り詰めます。
2年目、3年目は新しく伸びた枝を、3分の1のところで切り詰めます。(これは、落葉してきた時期に行うようにします)
長果枝(30㎝くらい)は12月に切り戻し、短果枝を残しましょう。
2年目の剪定では。小枝はなるべく残すこと。
第1主枝候補の枝は(90度が理想)3分の1に切り詰めます。
あまり木を大きくせずに、コンパクトに育てたいなら、夏に長く伸びそうな新梢を切り詰めての剪定が良いかと思われます。
立枝外し(立枝とは勢いよく真上に伸びている太い枝の事)
太い枝は残しておくと、あまり良い影響がないので、すべて切断します。
翌年のためにも夏の時期に、剪定作業を行ってもいいようです。
先端の切り詰め
スモモなどサクラ属果樹は、すべての枝の先端を切り詰めます。
主枝の方向を決める(主枝とは木の形を作る幹のこと)2本主枝が主流です。
(理想は、アルファベットのyになるように幹の太さは、7対3ぐらいがいい)
木の内側を向いた芽ようにしましょうを先端に残してはいけないので、必ず外側に伸びる方向の芽を先端に残してから切り詰めるようにしましょう。
摘果
花が満開になってから、一か月ほど経過すると受粉に成功した実と失敗した実が分別できるようになります。
失敗した実は、小さく軸の部分が黄色いのが特徴で簡単に確認できます。
より甘い果実を収穫するためにも、できるだけ早い段階で判断し大きくなった時に、隣同士がくっつかないように間隔をあけて摘果しましょう。
おおよその間隔は、握りこぶしが余裕で入るぐらいだと思ってもらえればよろしいかと・・・
病害虫
主に4月から5月に発生が多いアブラムシ
少しでも発見したら早めの薬剤散布を心がけましょう。
主に6月から9月に発生が多い毛虫類
葉っぱについているのを発見したらすぐに駆除しましょう。
ふくろみ病
幼果に発生し、さや状の楕円形になります。発病したら早めに摘み取ってください。
灰星病
腐った部分が、灰褐色の粉状に帯びます。
最後に一言
スモモは、実をつけてくれるまで3年~4年は、待たなければならないのですが、成長の過程を1年1年見守りながら、おおらかな気持ちで過ごせたらきっと答えてくれるはずです。
トランキーロ。。あせんなよ。
追記:
5月になって緑の葉っぱが元気よく出てきてくれています。
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