琵琶湖を知ろう!日本最大の湖は神秘の場所.生き物、名物、風習など

屋外

日本最大の湖は何という名前でしょうか・・・?

今時、小学生でもわかる問題ですよね・・それは、誰もが知っている通り、琵琶湖です。(正解!パチパチ!)

琵琶湖の面積は669.23㎢と大きく、2番目に大きい茨城県霞ケ浦が、168.18㎢と、比べてもその大きさが、とんでもないことがわかります。

今回はそんな、琵琶湖を知ろう!見よう!入ろう!遊ぼう!

と題して、小説や映画にもたびたび登場する日本最大の湖、神秘の場所『琵琶湖』の生き物、名物、風習などを探っていこうと思います。

琵琶湖の概要

まず初めに、琵琶湖は滋賀県にあります。

住所は、滋賀県大津市におの浜1丁目

滋賀県ってどこ・・?と思われる方もなかにはいるんじゃないでしょうかね。滋賀県は、一応は関西圏に入ります。

京都の横で奈良の上、三重、岐阜及び福井に隣接した、のどかな田園風景が広がる住みやすい都市なんです。

そんな滋賀県の真ん中に位置する琵琶湖は、滋賀県にある日本最大の面積と貯水量を持つ湖。

一級水系「淀川水系」に属する一級河川で、河川法上の名称は「一級河川琵琶湖」と言います。

湖沼水質保全特別措置法指定湖沼で、ラムサール条約登録湿地でもあります。

(ラムサール条約とは、湿地の保存に関する国際条約で、正式タイトルは特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約と言います。)

集水域は3,174 kmと²滋賀県全域とほぼ一致し、湖水は淀川を流下し大阪湾へ注いでいます。

面積は、670.4 km²と、県面積のおよそ6分の1。

最大水深は104.1 mもあり、深層部は通年、冷涼な水温が維持されます。

最狭部(琵琶湖大橋付近)を境とし、広くて深い北湖最大幅: 22.8 km(上の方)と狭くて浅い南湖(下の方)からなります。

琵琶湖には淡路島(‎592.55㎢)がすっぽり入ってしまう大きさということで、関西では誰もが知っているほどで、もはや常識になっているんですよ。

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琵琶湖に生息する生き物

その1・プランクトン

水中を漂っている小さな生き物をプランクトン(浮遊生物)と呼びます。

琵琶湖には約200種の植物プランクトン、約120種の動物プランクトンが生息しています。

植物プランクトンは、湖沼の食物連鎖の基盤として重要な役割を果たしており、植物プランクトンは、動物プランクトンに食べられ、動物プランクトンは、小型の魚介類などのえさになっています。

その2・海や湖、河川の底にすむ底生動物

琵琶湖の底生動物は、湖の生物種の3分の1以上(約700種)が生息しています。

琵琶湖に生息する魚としてまず最初に思い浮かぶのは、何でしょうか?

有名なところでは、ブラックバスが思い当たるんじゃないでしょうか。しかし、琵琶湖には、現在54種類の魚がすんでいるといわれており、その中でもいろんな種類の魚が混在しています。

もともと琵琶湖に住んでいた在来種は44種類で、このうちビワマス、ホンモロコ、ビワコオオナマズなど15種類は固有種(琵琶湖でしかみられない種類)と呼ばれています。

固有種の中にも種類があって、周辺の河川に生息していた祖先種から現在の琵琶湖で進化した種であると考えられているビワヒガイやスゴモロコは「初期固有種」と言われています。

それとは別に、長い歴史の中で琵琶湖にのみ生き残った種として「遺存固有種」があり、ビワコオオナマズ やゲンゴロウブナ、ワタカがその代表とされています。

<固有種>
ホンモロコ、スゴモロコ、ビワマス、ビワコオオナマズ、ニゴロブナなど

もともと琵琶湖に住んでいた在来種とは別に、オオクチバス(ブラックバス)、ブルーギルなど、国内外からの移入魚として10種類が生息しています。

これら外来魚は、在来魚やエビなどを食べることにより琵琶湖の生態系のバランスを崩している張本人として駆除の対象になっています。

<外来魚>
オオクチバス、ブルーギル、ソウギョ、ハクレンなど

琵琶湖には、ブラックバスハンターと呼ばれる人たちが、県内外から多数訪れます。

なかには芸能人なども含まれてい反町隆史さんなどは琵琶湖のほとりに別荘を構えるほどの凝りようなんです。

若い人に人気急上昇中の「バスフィッシング」は、国内メジャートーナメントが開催されることも多く、”日本のバスフィッシングの聖地“とも言われているとか・・

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琵琶湖で育まれた湖魚食材・琵琶湖八珍

琵琶湖八珍は、琵琶湖の特徴的な魚介類であるビワマス・コアユ・ハス・ホンモロコ・ニゴロブナ・スジエビ・ゴリ・イサザの8種類のことです。

ビワマス

「琵琶湖の宝石」ともいわれる滋賀を代表する魚で、産卵期には雨が降ると川へ遡上することから、雨の魚(あめのうお)とも呼ばれています。

主な漁期は6月~9月で、この頃に脂が乗って旬を迎えます。

コアユ

琵琶湖で育つアユは体長が、10cm程度にしかならず、コアユと呼ばれています。
また冬に獲れる稚魚は、ウロコが生えそろわず透き通った体をしているため氷魚(ひうお)と呼ばれ、冬の贅沢な味覚として人気があります。

ハス

コイ科の中では珍しく魚を餌にしている種類で、歯がないため口が「へ」の字に曲がり、捕まえた魚を逃さない構造になっています。

湖東地域では夏に獲れる大型のハスを塩焼きにしたものが好まれています。

ホンモロコ

琵琶湖には数種のモロコが生息しており、その中でもホンモロコの姿焼きは絶品。姿が美しく、高級魚として重宝されています。

特に春先に獲れるホンモロコは子持ちであるため、高い人気を誇ります。

ニゴロブナ

琵琶湖には3種類のフナが生息していますが、なかでもニゴロブナは卵と身のバランスがよいことから、その多くが滋賀の味を代表する「ふなずし」に使われています。

「ふなずし」の材料としては、卵を抱えたメスが重宝されていますが、オスの身は旨味が多く、刺身や煮付けに向いています。

スジエビ

透明の身体が美しく、黒いスジ模様が特徴的なスジエビは、滋賀の伝統食「エビ豆」の材料に使われています。

生きている時は透き通った飴色をしていますが、熱を加えて調理するとエビらしい赤色になります。

ゴリ(ウロリ・ヨシノボリ)

吸盤状のヒレを持ち、湖畔のヨシ(植物)にくっつくためヨシノボリとも呼ばれています。

夏の味覚として珍重されてきた魚です。しょう油と砂糖で甘辛く炊いた佃煮がポピュラーです。

イサザ

イサザは冬の味覚として、地元で食べられてきました。味は濃厚でしっかりとした出汁がとれます。

大型のものは頭の骨が硬い場合がありますが、揚げ物などに調理すると骨を気にせず食べることができます。

鮒寿司や山椒煮など、湖魚を使用した料理が滋賀県では古くから食されています。

また、湖北地域の高島市では、やな漁・えり漁・追いさで漁の3つの伝統的な漁法を現在も行っており、やな漁は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選ばれています。

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バードウォッチング

琵琶湖には水鳥が多く訪れ、冬に琵琶湖を訪れる水鳥の数は7万6千羽程度と言われています。

カモ・カイツブリ・カモメ・オオバン・サギ等の水鳥が訪れる様子を見ることができます。

水鳥のバーディングや田んぼに住む生き物の観察会なども通年で行われており、マニアには憩いの場所なんですね。

また、魚や鳥の住処であるヨシ群落を健全に維持管理するために、ボランティア清掃も積極的に行われています。

アクティブに遊べる。眺めて楽しむ。

まずは眺めて楽しみましょう!琵琶湖を見ると言っても、ただ湖を眺めるだけじゃないんです?

琵琶湖バレイ

琵琶湖バレイは、テラスにあるレストランやカフェの他、席の予約ができるカフェ「Cafe 360」があり、びわ湖を眼下にゆったりとした時間を過ごすことができます。

山麓駅から山頂駅までロープウェイで上がったところに「びわ湖テラス」があります。

上から見る絶景、天空のテラスからの琵琶湖はエクセレント!

山頂駅付近の「ザ・メイン」には、2つのテラスがあり、どちらも爽やかな水盤とウッドデッキが広がっています。

グランドテラスでは、眼下に青い空と青いびわ湖の素晴らしい景色が広がります。

絶景が見渡せるノーステラスは、北湖と山々が連なる景色が楽しめます。

「インフィニティラウンジ」は完全予約制で有料ですが、落ち着いた大人な雰囲気のテラスとなっています!

琵琶湖を周遊する「ミシガンクルーズ」

琵琶湖を囲う街並みや自然の景色も船の上からだと一味違った感じで眺められます。

琵琶湖をまるごと楽しむなら「ぐるっとびわ湖島めぐり」のコースも人気です。

大津港から一日かけて沖島(おきしま)や沖の白石、竹生島(ちくぶしま)などをめぐって遊覧するコースです。

竹生島は「琵琶湖八景」の一つで、西国三十三所観音霊場30番札所の「宝厳寺(ほうごんじ)」や「都久夫須麻(つくぶすま)神社」などがあり、パワースポットとしても人気があります。

沖の白石は水深約80mの湖底から突き出す大小4つの岩。(なんでそんなものが?)
船でしか見ることができません。

クルーズ船が出航する大津港では、噴水としては世界最大級の「びわこ花噴水」を見ることもできます。

大津港の沖180mの防波堤上にあり、長さ約440mの間に設置された66本の放射噴水から一日に2~3回、各回約1時間にわたって豪快に水が噴き上げられる様子は圧巻。

おすすめは何と言っても夜です。白、オレンジ、緑とライトアップされ、なんとも幻想的な雰囲気が味わえます。

お次は、パワースポットで知られる「白鬚神社(しらひげじんじゃ)」です。

凛とした姿で湖の中に浮かぶ姿がとても美しく、人気のスポットの鳥居です。

そしてなんといっても超メジャーなイベント、鳥人間コンテスト

夏の風物詩としてテレビでもおなじみの鳥人間コンテストですが、会場は彦根市松原水泳場という場所で開催されています。

その他にも、ウォータートレイルやサップ体験など琵琶湖の良さを実感できるイベントが盛りだくさん。

琵琶湖周辺には、水泳場が20カ所以上あり、海水浴ならぬ「湖水浴」が楽しめます。

海水じゃないので、塩たれしないのがいいですよね!

キャンプ場などもあり、ホームキャンプやそろきゃんなんかもできるんです。

もっともっとたくさんの魅力があるんですが・・・

また、追記したいと思います。お楽しみに!

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