浄化槽とは・・どこに埋まっていてどんな種類のものなの?ブロワーとは

浄化槽 屋外

まだまだ日本全国には、下水道が整っていない区域が結構あるって知っていますか?

うちは人里離れた別荘地ということもあり、下水道設備がいまだ整っておらず、浄化槽なるものが、庭に埋まっております。

そこで今回は、浄化槽なるものについて少しだけ書いてみようと思います。

浄化槽はいったいどこに埋めてあるの

しかし、はじめは何処にマンホールのフタが、あるのかもわからなかったのです。

下の写真は、改修後の写真でして最初のころは、ここに浄化槽があることすらわからないくらいに土が堆積して、雑草が生え放題で蓋を隠している状態でした。

何とか蓋を掘り当ててみるとそこの部分が下がっていて雨が降ると水たまりができるようになりました。

これではまずいということで、蓋に合わせて土地を下げようと土を掘り返して雨水が溜まらないように頑張ったのですが、蓋の部分の下がり具合がかなりあり、断念せざる負えませんでした。

そこで、そうだ!蓋を上げてやればいいんだと思い色々と調べた結果、マンホールのかさ上げ枠なるものを見つけました。

しかしながら、私らの場合はかなり古い規格のものでサイズがホームセンターにはありませんでした。

しかたなくネットで散々探した結果、なんとか取り寄せすることができたのです。

装着は、はめるだけなのでとても簡単ですが、高さを合わせるためにパイプソーで切断が必要でした。

周りに石を配してモルタルで固めそれとなく格好がつくようになり、これで浄化槽に雨水の侵入を防げるようになりました。

そんな浄化槽ですが、これには、とっても大切な役目があって、下水道の設備がない地域ではくてはならないモノです。

それでは、浄化槽について、どんな役目があるのかをちょっとだけ見ていきましょう。

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うちの浄化槽はどんな種類になるの

浄化槽には大きく分けて、単独浄化槽と合併浄化槽の、2種類があります。

単独浄化槽は、し尿処理だけをする能力しかありません。

以前は、浄化槽と言えば単独浄化槽が主流でしたが、現在は生産されていません。

法律の改正で2001年以降の新設は禁止されています。

その後登場したのが、し尿処理とともに生活排水も併せて処理をすることができる合併浄化槽です。

現在の法律では、浄化槽と言えば、合併浄化槽ということになります。

浄化槽の働きと心臓部はブロワーという装置

浄化槽の働きと言えば、家庭からの排水物をきれいにするということですが、どんな仕組みになっているのか、気になるところですよね。

簡単に言うと、浄化槽内に生息している、バクテリアなどの微生物が、排泄物を分解してきれいな水にしてくれているんです。

そして、その微生物が生きていくために、ブロワーという空気を送り込むための電動ポンプが、必要不可欠なんです。

合併浄化槽では、4つのフィルターを順番に、排水物が通って行き、だんだんとろ過されてきれいな水になり側溝へ流して、しまいには川へ放流していくという経路になります。

それでは、今度はブロワーについての情報です。

ブロワーの風量の指数としては。1分間に40リットルの風を送れば40となります。

浄化槽の大きさによって、ブロワーのタイプも変わってきますので、それに合わせるように、ブロワーを選んでの取り付けになります。

家庭で使用される浄化槽の大きさとしては、5人槽~10人槽までのサイズがあります。

合併浄化槽 5人槽では、ブロワー 60

合併浄化槽 7人槽では、ブロワー 80

合併浄化槽 10人槽では、ブロワー100

以上がほとんどの場合、一般家庭の基準になります。

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中古住宅を購入するときには、周りの環境も考慮しますが電気や水道設備も大事ですのでしっかり確認しましょう。

もし、浄化槽のある物件を購入の際は、庭先に出てマンホールのふたをチェックすることをお勧めします。


尚、浄化槽の管理については、保守点検業者に依頼をして適切な管理をしてもらうこととなりますので、必ず届け出をするようにしましょう。

以上、浄化槽についてちょっとだけ述べてみました。

早くうちの区域にも下水道が設備されることを願っています。

かしこ

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