工藤阿須加の生い立ち。テニスはプロ級が「奇跡のリンゴ」で農業を志す

俳優

「今まで野球は興味ないって言ってたんですけど、本当は一番やりたかったスポーツは野球だったんです」と告白。

小学生の頃に母親に「野球やりたい」と言ったところ、「野球はやめて」と止められた過去があり、テニスでプロを目指し、取り組んでいましたが、右肩を壊し断念。

妹の勧めで芸能界を目指すようになり、2012年放送の「理想の息子」で俳優デビューを果たすことになる工藤阿須加さんですが、皆さんはご存じでしょうか?

父親は、元プロ野球選手で現在はソフトバンクホークスの監督でもある工藤公康さんです。

礼儀正しく実直な人柄が業界内で評判の工藤阿須加さんですが、その礎となっているのは「工藤家のルール」にあるようです。

工藤家では、家族を養う父親が絶対的な存在であり、母親は父親を敬うように子供を躾けたといいます。

今回はそんな、礼儀正しく、スタッフや共演者など、仕事の現場で関わる、すべての人に好印象を与えているという工藤阿須加さんについて探っていこうと思います。

工藤阿須加さんの生い立ち

本名:工藤阿須加(くどうあすか)
生年月日:1991年8月1日
出生地:埼玉県所沢市
出身高校:東京学館高等学校
出身大学:東京農業大学
身長:180cm
血液型:B型
職業:俳優、タレント、キャスター
所属事務所:パパドゥ

元プロ野球選手の工藤公康さんを父に持つ俳優の工藤阿須加さんは、男の子2人、女の子3人の5人兄弟の長男として育ちました。1歳年下の妹さんはプロゴルファーの工藤遥加さんです。

工藤阿須加さんは、小学生からテニスを始めアスリートとしての才能を開花させますが、その一方で学芸会をキッカケに役者にも興味を持ち始めます。

高校生になると、テニスで関東大会に出場するほどのスポーツエリートで、高校生にしてテニスの実力はプロ級だったそうです。

自身も本気でプロを目指していたようですが、工藤阿須加さんはテニス生命を絶たれるほどの故障を肩に負ってしまい、そのためにプロテニスプレイヤーになることを諦めなくてはならなくなりました。

テニスでプロになることができなくなった工藤阿須加さんの心を動かしたのが「奇跡のリンゴ」という1冊の本でした。

世界で初めて無農薬・無肥料でリンゴ栽培に成功し、2013年に阿部サダヲ菅野美穂の主演で映画化もされた、実話に感動した彼は農業に興味を持ち、東京農業大学へ進学します。

しかし、大学進学後も演技への思いが消えず、19歳の時に俳優になる道を選びます。

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1人の男として自分の人生を

お父さんは、阿須加さんが俳優になることを反対したそうですが、「1人の男として自分の人生を決めなさい」と言われた彼は、意思を貫きます。

今では「父のあの言葉が背中を押してくれました」と、父親のおかげで現在があることを明かしています。

『パパドゥ』の所属俳優となった阿須加さんは、2012年1月からHey! Say! JUMP・山田涼介の主演で放送されたドラマ「理想の息子」で俳優デビューしました。

翌2013年には、NHK大河ドラマ「八重の桜」に綾瀬はるか演じる主人公・新島八重の弟・山本三郎役で出演。

同年3月から放送の「ショムニ2013」では、江角マキコ演じる坪井千夏をはじめ、クセのある女子社員が揃う満帆商事・庶務二課へ爽やかに荷物を届けるシロクマ急便の配達員を演じ、そのまっすぐな人間性が役柄にも反映されていました。

ブレイクのきっかけとなるドラマ

工藤阿須加さんが一躍注目を集めたのは、2014年4月から唐沢寿明主演で放送されたドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」

池井戸潤の人気小説を原作とした同作で社会人野球部の投手・沖原和也を演じた彼は、約100名が応募したオーディションで、父親である工藤公康と同じ投手の役を勝ち取りました。

野球の才能にあふれた速球投手を演じるにあたり、工藤阿須加さんは父親からピッチングフォームの基本や、身体の使い方を習った上で撮影に臨みました。ちなみに阿須加さんには、野球の経験はありません!(うそーマジで・・!)

その後、日本テレビ系2016年7月のドラマ「家売るオンナ」では庭野聖司役で登場しています。このシリーズの続編でも同役を演じて、名バイプレーヤーの仲間入りをします。

2019年4月のNHKの連続テレビ小説「なつぞら」に、広瀬すず演じる同作のヒロイン・奥原なつ、の幼馴染み佐々岡信哉役で出演すると、日本テレビ系で2019年10月13日から放映されていたドラマ「日本ノワール‐刑事Yの反乱‐」では、朝ドラの佐々岡信哉役とは全く異なった、ノリのよいお調子者でありながら実は裏の顔があるという二面性のある役を好演していました。

2020年1月から放映されたテレビドラマ「教場」及び「教場2」では、神奈川県警察学校、風間教場の訓練生・宮坂定の役として、主役である木村拓哉を食うほどの準主役としての、その存在感を存分に発揮してくれました。

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最近のドラマ出演作品としては、

海月姫(2018年、フジテレビ)

ザ・ブラックカンパニー(2018年、フジテレビ)

未解決の女 警視庁文書捜査官(2018年、テレビ朝日)

夕凪の街 桜の国(2018年、NHK総合)

未解決の女 警視庁文書捜査官〜 緋色のシグナル〜(2019年、テレビ朝日)

孤高のメス(2019年、WOWOW)

みかづき(2019年、NHK総合)

長閑の庭(2019年 、NHK BSプレミアム)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-(2019年、日本テレビ)

未解決の女 警視庁文書捜査官 season2(2020年、テレビ朝日)

教場(2020年、フジテレビ)

連続殺人鬼カエル男(2020年、 関西テレビ)

教場II(2021年、フジテレビ)

モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜(2021年、テレビ朝日)

華麗なる一族(2021年、WOWOW)

春の呪い(2021年、テレビ東京)

などがあり、主な映画出演作品としては、

悪の教典(2012年、東宝)

1/11 じゅういちぶんのいち(2014年、東京テアトル)

百瀬、こっちを向いて。(2014年、スールキートス)

アゲイン 28年目の甲子園(2015年、東映)

夏美のホタル(2016年、イオンエンターテイメント)

恋妻家宮本(2017年、東宝)

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年、東宝)

総理の夫(2021年、東映)

シノノメ色の週末(2021年、イオンエンターテイメント)

などがあります。

最後に一言

小さいころから食や野菜に対してすごく興味があったという工藤阿須加さん。

山梨県の長坂のほうで「井上農園」という農園の畑の一画を研修生として持たせてもらい、俳優業の傍ら新たな一歩を踏みだしたようですよ。

大学で学んだ農業の知識を存分に発揮して、日本の農業を盛り上げていってください。

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