加藤清史郎の生い立ち。トヨタ自動車のこども店長が英国留学から帰国

俳優

2009年のトヨタ自動車のCM「こども店長」シリーズに出演し、一世を風靡した加藤清史郎さんですが、皆さんはご存じでしょうか?

1歳でデビューした加藤清史郎さんは、2009年にNHK大河ドラマ「天地人」で主人公・直江兼続(妻夫木聡)の幼少期を7歳時に演じてブレークすると、その後は映画やドラマ、舞台など国民的子役として大活躍しました。

最近のメディアへの露出がほとんどなかったのは、実は日本の高校の全寮制ロンドン校に通っていたからなのでした。

語学習得のためと、人生の経験を積むためにと、高校3年間をイギリス・ロンドンにある全寮制の学校で過ごした加藤清史郎さんは、2020年に3年間の英国留学を終えて帰国し大学生になりました。

今回はそんな、事務所を移籍すると同時に、俳優として本格的に始動を始めた加藤清史郎さんについて探っていこうと思います。

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加藤清史郎の生い立ち

本名:加藤清史郎(かとうせいしろう)
生年月日:2001年8月4日
出身地:神奈川県
血液型:AB型
身長:163㎝
活動内容:俳優
所属事務所:劇団ひまわり → 研音
家族構成:父、母、弟(加藤憲史郎)、妹(加藤智恵里)


8歳のときに、NHK大河ドラマ「天地人」で主人公・直江兼続の幼少期を演じ、一躍お茶の間の人気者となった加藤清史郎さんですが小学生の頃は、お芝居をすることを「仕事」とはとらえていなくて、「習い事」のひとつという感覚で過ごしていました。

清史郎少年にとっては、何をするにも「自分が楽しいか楽しくないか」が一番重要で、両親にも「やめたかったら、いつでもやめていいよ」と言われてきましたが、そのたびに「お芝居が好きだから、やめない」と答えてきました。

加藤清史郎さんの幼稚園の頃に将来なりたかったものは警察官、野球選手、忍者のどれかでした。

その中で、“忍者”という難しい夢を、映画の『忍たま乱太郎』の出演で早々に実現したのでした。

そして、中学生になったばかりの頃は、今度は「プロ野球選手になりたい」と考えるようになっていました。

もともとスポーツが好きで、特に球技が大好きだったこともあり、ずっと野球をやりたかったのですが、テレビや舞台の仕事をしながらクラブチームに入って練習するのは無理がありました。

入学した中学には野球部がなかったのですが、どうしても野球をやりたかったため、自分で野球部を作り部員を募集しますが、5人しか集まらなかったのでした。

そんな状態ですから、本気でプロを目指せるはずもなかった加藤清史郎さん。

そんなさなか、声変わりが始まり子役時代と比べ、顔つきや体形も変わっていくので、役者としても中途半端な時期に、あるきっかけで重大な決断をすることになります。

そして、この期間に知識や経験を蓄えておこうと考え、英国留学を決意するのでした。

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海外留学を決意し実行へ

留学を決意したきっかけは、子役時代に参加したミュージカル『レ・ミゼラブル』での経験でした。

『レ・ミゼラブル』は、スタッフのほとんどがイギリスの方で、通訳を通さないと芝居の話ができないという事態に直面しました。

そんななか、通訳なしでダイレクトに会話することができればもっと深い話ができたり、役を高めていけるのではないかと思ったことが一番の理由でした。(当時、7歳で考えたことでした。)

もうひとつの理由は、中学2年生のときに(これからも俳優として生きていく!)と覚悟を決めたからで、70代、80代まで続けていける仕事としてやっていこうと思い、だったら今のうちにいろいろな勉強をして、役者としての土台作りをしようと留学を決意します。

ロンドンにある全寮制の学校へ

ロンドンでは本場のお芝居やミュージカルが観られるのはもちろんのこと、数々の名画が見られる美術館や博物館もたくさんあります。

そんな環境の中で、芸術的センスを磨きたいと思った加藤清史郎さん。

留学中はホームシックなどどこ吹く風で、さみしいとかは一切なく、なに不自由ない学園生活で、とにかく楽しく過ごせたと言います。

街に出かけるだけで見るもの聞くもの刺激ばかりで、週末にはウエストエンドでミュージカルを見たり、ドラマスクールでレッスンを受けたりととにかく充実していました。

学園生活では、人生で初めて本格的に部活動にも参加。「仲間と全力でサッカーができたことが一番の思い出」と話すように、イギリスという土地柄から、野球ではなくサッカーに取り組むことになります。

幼少期から憧れていたのは、チームスポーツの部活に入ることだった加藤清史郎さん。「小さい頃からお仕事をさせてもらっていたので、チームでやるスポーツだとメンバーに迷惑をかけると思ってできませんでした。」と語るも、それを留学先で叶えることになりました。

サッカークラブの研修旅行ではスペインやポルトガル、イタリアなどに行ってサッカーをすることもでき、部活を通して異文化交流も体験しました。


ただ一つのことを除いては・・・

イギリスでの食事は、自分の口には合わず、少し苦労しましたが、異国の地で正々堂々と胸を張って青春できたことは大きな経験になりました。

“高校生らしい日々を楽しんでほしい”という気持ちで送り出してくれた家族にも感謝しているという加藤清史郎さん。

この経験は、何物にも代えがたい時間だったようで、自分の人生にとっても本当に濃い3年間だったということでした。

日本の高校の全寮制ロンドン校ということで、英語の授業以外は日本語で授業するが、寮母やシェフといった生活圏にいるのはすべてイギリス人です。

週末はウエストエンドにミュージカルを見に出かけ、名門演劇学校「セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ」にも通い、英語だけのプログラムで演劇を学んだ加藤清史郎さん。

日本に帰国し、4月からは日本の大学に進学。(大学では文学部に在籍しています)これまでと同じく学業優先のスタンスは変えず、芸能活動も本格再開しています。

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最近のドラマ出演作品としては、

モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜(2021年、テレビ朝日)

ドラゴン桜 第2シリーズ(2021年、TBS)

ダメな男じゃダメですか?(2022年 、テレビ東京)

競争の番人(2022年、フジテレビ)

最近の映画出演作品には、

#ハンド全力(2020年7月、イオンエンターテイメント・ラビットハウス・エレファントハウス)

太陽は動かない(2021年3月、ワーナー・ブラザース映画)

劇場版 ポリス×戦士ラブパトリーナ!~怪盗からの挑戦!ラブでパパッとタイホせよ!~(2021年4月、KADOKAWA・イオンエンターテイメント)

などがあります。

最後に一言

加藤清史郎さんは、子役時代につらいと思ったことは一度もなくて、役者をやめたいと気持ちが揺れたこともありません。

なんでもできる役者を目指していて舞台でも映像でも、どんなジャンルの役でもその役柄をきちんとつかんで芝居ができる役者になりたいと言います。

やったことのないことをやりたくなる、いわゆる挑戦者タイプだと自己分析している加藤清史郎さん。

憧れの存在である堤真一さんに、少しでも近づこうと頑張っています。

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