北村一輝の生い立ち。海賊を目指すも放浪の旅へ!三池監督により改名

俳優

NHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの父親・川原常治役として出演していた北村一輝さんですが、皆さんはご存じでしょうか?

北村一輝さんは、悪役から、シリアスな役やコミカルな役まで、どんな役も違和感なく演じきれる稀代の俳優として、年齢を重ねるごとに魅力が増しましですよね。

目の前の仕事をひとつひとつ誠実にこなせることが自分を強くすることなんだと、最近は感じているみたいで、役作りの準備をしているときが一番幸せで想像することが一番大事だと思っているそうですよ。

今回はそんな、子供の頃の夢は、「助演男優賞を取れる役者になること」だったらしく、深作欣二監督の「蒲田行進曲」に衝撃を受けて以来、いい役者になるという夢をずっと追い続けている北村一輝さんについて探っていこうと思います。

北村一輝さんの生い立ち

名前:北村一輝(きたむらかずき)
本名:北村 康(きたむらやすし)
生年月日:1969年7月17日
出身地:大阪府大阪市東住吉区
最終学歴:弓削商船高等専門学校中退
職業:俳優
所属事務所:フロム・ファーストプロダクション
身長:178cm
当初は本名で活動していたが、1997年の映画出演が縁で三池崇史監督によって「北村一輝」と改名しています。

北村一輝さんの実家の家族構成は、父親、母親と、2歳年上の兄の四人家族です。

中学卒業後は愛媛県の国立弓削商船高等専門学校(当時は、航海学科、機関学科の2学科、修業年限は5年6ヶ月)に進学しています。

タイロン・パワー主演のアメリカ映画『海の征服者』を観て、海賊に憧れを抱き“海賊になるため“に愛媛の商船高専に進学した北村一輝さんでしたが、「海賊になれない」ことに気づき3年で中退しています。(海賊ってマジか・・?

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もう一つの夢だった役者への道へ

幼少のころから映画を見るのが好きな少年であった北村一輝さんは、なかでも深作欣二監督の『蒲田行進曲』に衝撃を受けて以降、俳優になることを目標にしていました。

のちに「役の上ならどのような人間にもなれる。海賊にもなれる」と、『徹子の部屋』出演時に語っておりまする。

俳優を目指して19歳の時に上京した北村一輝さんは、事務所やオーデションを片っ端から受けるも、当初の仕事と言えばせいぜいエキストラどまりで、売り込むために本人とマネージャーの一人二役をこなしていた事もあったようです。

しかしながらなかなか芽は出ず、1991年の映画『雪のコンチェルト』などに出演したのちに一度芸能界から身を引き、オーストラリアや南アメリカ諸国、東南アジアなどを約4年に渡って放浪の旅に出ました。

北村一輝さんは、自分の視野を広げるために、もっと色々なものを見たいという思いから海外に行ったとのことでした。

しかし「これでは逃げ出したままだ」と思い直し日本へ帰国します。

俳優活動を再開し、やがて三池祟史作品や望月六郎監督作品と出会った事がターニングポイントとなり今日の活躍につながっていきました。

当初は本名の北村 康(きたむらやすし)で活動していましたが、作品出演が縁で三池祟史監督によって「北村一輝」改名しています。

1999年にチンピラ役として出演した映画『皆月』が評価された北村一輝さんは、キネマ旬報新人男優賞、ヨコハマ映画祭助演男優賞などを受賞し、花開くことになります。

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最近のドラマ出演作品としては、

世界一難しい恋(2016年、日本テレビ)

4号警備(2017年、 NHK総合)

石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜(2017年、WOWOW )

シグナル 長期未解決事件捜査班(2018年 、フジテレビ)

連続テレビ小説 スカーレット(2019年 、NHK)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-(2019年、日本テレビ)

ノースライト(2020年、NHK総合)

桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜(2021年、フジテレビ)

天国と地獄〜サイコな2人〜(2021年 、TBS)

などがあり、最近の映画出演作品には、

相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断(2017年)

無限の住人(2017年)

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年)

羊の木(2018年)

今夜、ロマンス劇場で(2018年)

去年の冬、きみと別れ(2018年)

億男(2018年)

TATAMI(2019年)

鳳梧洞戦闘(2019年)

劇場版シグナル(2021年)

バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜(2021年)

るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning(2021年)

妖怪大戦争 ガーディアンズ(2021年)

などがあります。

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数々の北村伝説

北村一輝さんには、北村伝説として語り継がれていることがいくつかあります。

その1:来日中の映画監督クエンティン・タランティ―ノの宿泊ホテルにアポなしで突撃し出演を要請して、映画『キル・ビル』(2003年)の出演を勝ち取ったという伝説。

その2:映画『JOKER 厄病神』(1998年)のチンピラ役では、チンピラの生い立ちを歯でも表現するために、健康な歯を9本抜いたり、削ったという驚きの伝説。

その3:映画『鬼火』(1997年)では、ゲイバーのママ役を演じた際は研究のため毎日のように多くのゲイバーが軒を連ねる新宿二丁目に通い、まだ無名でお金がないため、路上に立って声をかけられるのを待っていたという伝説。

どれもが、演技者として真剣に向き合っていく上での誠実な彼自身の考えがあっての行動だったのでしょう。

結婚、離婚、そして再婚

1993年、北村一輝さんは、27歳の時に一度目の結婚をしております。

お相手の方は、銀座のクラブのホステスで、北村一輝さんが放浪の旅から日本に戻ってきて、俳優業を再開した頃くらいに知り合われたのだそうです。

クラブのママだった彼女に見初められ結婚したそうですが、結婚当初は奥さんに買ってもらったベンツを、乗り回しておられたようです。

当時、売れない役者だった北村一輝さんですが、奥さんに養ってもらってばかり、という訳でもなかったようで、結婚の翌年に息子さんが誕生して、奥さんはお仕事を辞められ、北村一輝さんは、新宿伊勢丹近くのバーでバーテンダーをされ、一家の大黒柱として働いていたこともあったみたいですよ。

しかし、そんな仲の良いお二人でしたが、2012年、結婚19年目にして離婚されたことが週刊誌で報じられました。

離婚の理由は、「生活がすれ違いだった」ということなんですが売れっ子になり、お仕事が忙しくなりすぎたのが原因でしょうか?

売れない時代を支えてこられた奥さんなのに、とても皮肉で残念な話ですね。

その後、2019年12月27日、40代の一般女性と同月中旬に再婚したことを発表。

「今後ともより一層、仕事に邁進し日々精進してまいりますので、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます」とコメントしています。

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最後に一言

ゲイや殺人鬼から、カリスマホスト、ローマ人などなど、幅広い役柄を自分のものとし視聴者を魅了する、その卓越した確かな演技力は、並々ならぬ研究心と努力の賜物だと感服いたしております。

これからも、あの個性的な声で多くの方に夢を与えてくださいませ!

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