映画やドラマに次々と出演し、活躍している女優の岸井ゆきのさんを皆さんはご存じでしょうか?
2014年2月に放送された東京ガスのCMでは、就職活動の厳しさに押し潰されそうになる学生の役を演じた際に、「リアルすぎる」「悲しい気持ちになる」との声が寄せられ放送中止にまでなったようですが・・・
演技派俳優が多数所属する芸能事務所ユマニテの秘密兵器と言われています・・(ユマニテは秘密兵器がぎょうさんおるな~!)
今回はそんな、三谷幸喜作品の大ファンという岸井ゆきのさんについて探っていこうと思います。
岸井ゆきのさんの生い立ち
名前:岸井ゆきの(きしいゆきの)
生年月日:1992年2月11日
出生地:神奈川県秦野市南が丘
出身高校:秦野総合高校
身長148.5cm
血液型:AB型
職業:女優
所属事務所:ユマニテ
昨日の敵は今日の友#浜辺美波#岸井ゆきの pic.twitter.com/CoBJGSlqOo
— 南 富美香🍫ガーナマスター🍫 (@fumika_373) October 22, 2021
小1から中3まで、器械体操の選手を目指して真剣に習いに行っていたという岸井ゆきのさん。
体操選手には有利とされている身長が低いこともあり、練習も楽しかったのですが、中3のとき練習中にバク転を失敗したことから怖くなって跳べなくなり、体操をやめてしまいます。
高校時代は将来の夢を模索する毎日で、色々考える中で衣食住のどれかにかかわる仕事をしたいなと思うようになります。
調理学校やバリスタなど、いろいろ体験入学をしてみようと考え東京に行った際に、女性カメラマンに“あなたを被写体に写真を撮りたい”と山手線の中で声をかけられスカウトされ、連れて行かれたのが今の事務所ユマニテでした。
これは、まさに運命の出会いといっていいほどで、ユマニテは安藤サクラ、門脇麦など、若手実力派女優が所属する事務所ということもあり、すぐさま演技の楽しさに目覚め、女優という夢を与えられた岸井ゆきのさんは、ここで持って生まれた才能を開花させていく事となります。
俳優の道を選んだ岸井ゆきのさん
2009年にドラマ「小公女セイラ」でデビューを果たした岸井ゆきのさん。その後も、ドラマ「グーグーだって猫である」(WOWOW)、や映画「銀の匙 Silver Spoon」(吉田恵輔監督)、舞台「サナギネ」など、話題作に出演されました。
2016年公開の映画「ピンクとグレー」(行定勲監督)ではメインキャストに抜擢され、年々知名度を上げていきます。
その中でも2016年に放送されたNHKの大河ドラマ『真田丸』は、初めてのNHK総合ドラマ出演で、堺雅人演じる主人公の真田信繁の3人目の妻・たかを演じ注目を集めました。
同作は、三谷幸喜作品の1つであり元々、『ラヂオの時間』が大好きだった岸井ゆきのさんは、初めての三谷作品参加にあたり「真田丸」にも「ラヂオの時間」に出演された方が出てらっしゃいますし、台本を読んでも、やはりどこか三谷さんの“ニオイ”がする気がします。と当時を振り返っています
主演映画、2017年『おじいちゃん、死んじゃったって。』
NHK連続テレビ小説『まんぷく』は、ヒロインの福子(安藤サクラ)と実業家の立花萬平(長谷川博己)がインスタントラーメンを開発するまでを描いた物語。
岸井ゆきのさんは同作で、福子の姉(松下奈緒)が嫁いだ香田家の長女・タカを演じました。
撮影当時26歳だった岸井ゆきのさんは、劇中に登場した“14歳”のタカになりきり、実年齢とは差のある役を演じ評価をあげます。
少しでも役に近づけるために、岸井ゆきのさんは声のトーンをあげたり、化粧を薄くしたりと見た目の役作りもしていたようです。
2019年の映画『愛がなんだ』は、同名恋愛小説を実写化したもので、アラサー女性の恋愛模様を描いた物語。
同作で岸井ゆきのさんは、成田凌演じるマモルへ一途な、都合の良い女・テルコを演じ、同作で第11回TAMA映画賞の「最優秀新進女優賞」や日本アカデミー賞「新人俳優賞受賞」を受賞いたします。
KANA-BOONのミュージックビデオに登場
岸井ゆきのさんは、KANA-BOONの「ないものねだり」、「1.2. step to you」、「生きてゆく」「眠れぬ森の君のため」と今までに4本のミュージックビデオに登場しています。
KANA-BOON(カナブーン)とは、2013年9月に、メジャーデビューを果たし、1stフルアルバム『DOPPEL』がオリコン初登場3位を獲得。
2018年にメジャーデビュー5周年を迎え、5シーズンにわたり、5リリース、5イベントを企画。2019年6月12日にニューシングル「まっさら」をリリースしました。
2020年3月4日、ベストアルバム『KANA-BOONTHE BEST』、14枚目となるシングル『スターマーカー』を同時リリース、同年11月25日、15枚目のシングル『Torch ofLiberty』をリリースなど、音楽シーンで押しも押されぬメジャーバンドです。
最近のドラマ出演作品としては、
ルパンの娘(2019年、フジテレビ)
シャーロック アントールドストーリーズ(2019年、フジテレビ)
少年寅次郎(2019年、NHK総合)
コタキ兄弟と四苦八苦(2020年、テレビ東京)
浦安鉄筋家族(2020年、テレビ東京)
スイッチ (2020年、テレビ朝日)
私たちはどうかしている(2020年、日本テレビ)
金色の海(2021年、NHK BSプレミアム)
天国と地獄〜サイコな2人〜(2021年 、TBS)
#家族募集します(2021年、TBS)
恋せぬふたり(2022年 、NHK総合)
パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜 (2022年 、日本テレビ)
岸井ゆきの×高橋一生W主演『恋せぬふたり』放送決定 脚本は『チェリまほ』吉田恵里香#岸井ゆきの #高橋一生 #恋せぬふたり #吉田恵里香
pic.twitter.com/fyyir8KkeUhttps://realsound.jp/movie/2021/10/post-888571.html— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) October 25, 2021
などがあり、最近の映画出演作品は、
ピンクとグレー(2016年、アスミック・エース)
壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ(2016年、アスミック・エース)
二重生活(2016年、スターサンズ)
森山中教習所(2016年、ファントム・フィルム)
光と禿(2016年、シネムーブ)
だれかの木琴(2016年、キノフィルムズ)
闇金ウシジマくん Part3(2016年、S・D・P)
太陽を掴め(2016年、UNDERDOG FILMS)
おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年、nice/マグネタイズ)
ここは退屈迎えに来て(2018年、KADOKAWA)
愛がなんだ(2019年、エレファントハウス)
いちごの唄(2019年、ファントム・フィルム)
前田建設ファンタジー営業部(2020年、バンダイナムコアーツ/東京テアトル)
空に住む(2020年、アスミック・エース)
ホムンクルス(2021年、エイベックス・ピクチャーズ)
99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(2021年、松竹)
やがて海へと届く(2022年、ビターズ・エンド)
大河への道(2022年、松竹)
神は見返りを求める(2022年、パルコ)
【#浜辺美波】
\出演決定🎬/
主演 #岸井ゆきの さん
映画『#やがて海へと届く』
浜辺美波の出演決定‼️喪失から再生へと向かう
12年にわたる切なくも愛おしい物語。浜辺は、突然消息を絶った
主人公・真奈の親友・すみれを演じます。2022年春公開です🌸
▼公式サイトhttps://t.co/gSCcqVKhFf pic.twitter.com/ltYu7dvA6t
— 東宝芸能 (@TohoEnt) October 22, 2021
などがあります。
また、舞台でも活躍していて
気づかいルーシー(2015年、東京芸術劇場シアターイースト)
新年工場見学会2016 『ごっちん娘』(2016年、アトリエヘリコプター)
るつぼ(2016年、Bunkamuraシアターコクーン)
髑髏城の七人 Season風(2017年、IHIステージアラウンド東京)
月の獣(2019年1、紀伊国屋ホール )
などに出演しています。
最後に一言
なかなかオーディションに受からず落ち込んでいたときも、不思議と諦めようと考えたことはなかった岸井ゆきのさん。
性格は「負けず嫌い」で毎日、寝る前にセリフと歌と踊りを確認してからベッドに入るという根っからの芝居好きなんだそうです。
オフも基本的には映画や舞台鑑賞三昧で、やっぱり演じることが好きなんだなあ、と改めて実感していると自己分析している岸井ゆきのさんが24歳の時に、フジテレビ系ドラマ『十九歳』でテレビドラマ初主演を務めています。
19歳という微妙な年ごろの大人への階段を上っていくさまがすごくよくわかる演技で、年齢を重ねてから懐かしいなと、当時の思いをよみがえらせてくれる、とてもいい作品でした。
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